「お含みおきをお願い致します」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「お含みおきをお願い致します」とは?
「お含みおきをお願い致します」とは、あなたが何かを相手にあらかじめ知っていてほしいことを伝える時に使用できる言葉です。
「含みおく」は「心の中に秘めておく」と言う意味で、「お願い致します」と組み合わせて「あなたの心の中に留めておいてください」と言う言い回しになります。
丁寧な表現ですので、自分よりも目上の人や敬意を払うべき相手へも使用することができます。
「お含みおきをお願い致します」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「お含みおきをお願い致します」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが取引先へとある製品の在庫を送る際、素材の仕様上以前の物とは風合いが異なる場合があると伝えたいとします。
その際、「当製品は素材の仕様上、ある程度風合いに違いが出ますのでお含みおきをお願い致します」とメールに添えると丁寧で誠実な印象になります。
「お含みおきをお願い致します」を使った例文
・『混雑時は通常より時間がかかりますのであらかじめお含みおきをお願い致します』
・『当日は受付がひとつになりますのでお含みおきをお願い致します』
「お含みおきをお願い致します」の類語や敬語での言いかえ
たとえば「ご了承いただきたく存じます」や「ご承知おきいただければ幸いです」などに言いかえできます。
ただし、「ご了承」や「ご承知おき」は「承る」という謙譲の文字が入っていますので、目上の方へ使用する場合は「事情お汲み取りいただけますようお願い申し上げます」のような表現にすると良いでしょう。
まとめ
このように「お含みおきをお願い致します」は、あなたが何かを相手にあらかじめ知っておいてほしい場面で使用できる言葉です。
ビジネスでもプライベートでも使える言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。
