ここでは「お変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます」とは?
「お変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます」は、主に2つのシチュエーションにおいて用いられる、挨拶文に向いた表現です。
その1つは、しばらくその相手と連絡をとったり、直接会ったことがないという場合で、もう1つは相手の住居や職場が変わった後の最初の挨拶になる連絡になります。
前者においては、この前に「ご無沙汰しておりますが」などとつけて使うとよく、「ご活躍」としてることからビジネスシーンで用いられるケースが多く見られます。
後者の時には、その後すぐの連絡になる時には用いず、引越しや転勤などから少なくとも1ヶ月以上は間が空いていることが望ましく、こちらでは「転勤されてから2ヶ月が経ちますが、そちらでもお変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます」といったように使うことになります。
「お変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます」は、先のようなシーンでも用いることができる定型表現になります。
よって、意味となるご無沙汰だが色々と健在のようだという解釈自体はあまり気にすることはなく、文章の冒頭を飾る挨拶文に使われています。
口語で用いることはなく、手紙を出し合う仲であればそちらも含めて、多くはメールで使われており、続けて連絡をした本題に入るという具合です。
この表現を含んだ挨拶文がそのための冒頭のクッション文になり、スムーズにそちらに続けることができるのが狙いになるので、ビジネスシーンでその相手と転勤などによってしばらく連絡をとっていなかったといったような時にうまく使うことができる表現です。
「お変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます」を使った例文
・『しばらくお会いしておりませんが、お変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます』
・『久々のご連絡となってしまいましたが、お変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます』
「お変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます」の類語や言い替え
・『お変わりなくお過ごしでしょうか』
こちらにすると、相手は個人になり、ビジネスシーンには向かなくなります。
使い方は同様で、しばらく連絡をとっていない、会っていない相手への冒頭の挨拶文で使う表現になり、定型表現なので、そちらの用途であればそれほど変わりなく使うことができます。
まとめ
「お変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます」は、前に連絡や実際に会った時から少し時間が経っている、またはビジネスで転勤をしたような相手に対し、その後も健在のようで何よりだという意味になる定型表現で、冒頭の挨拶文に使われています。